ハリー的暗黒シネマ座第一回『二百三高地』
期間限定公開の奴です。東映チャンネルさんありがとう。
3時間と長めでしたか、全部観ました。
【感想】
最初は和気藹々として優雅に酒とたばこを嗜んでいた参謀たちのシーンから徐々に海軍との対立、掴み合いの喧嘩、焦燥感、精神的肉体的窶れなど演出が変化していくのが凄まじいな… 突撃シーンのグロテスクさもすごいけど、少尉殿や下士官が先頭に立って攻略するシーンなんかはヒロイズム的なカッコよさもあって 歴史映画・反戦映画・戦争映画としての面白さを的確に突いてる。 あと、子供を寺に預けて出征するシーンで泣いて、軍隊から脱走した人をかばって、突撃前にみんなで「死ぬな死ぬな」って守ろうとするシーンで号泣した。胸を打つシーンがあまりにも多すぎる。
2:18:25で小賀中尉が捕虜を射殺しようとするシーンと26:42の教壇のシーンとの対比のインパクトが凄まじすぎて、私の心が抉られました。戦場は人を狂わせる・・・。
最後女教師が美しい日本美しいロで、ロシアを書ききれないところ 最初にロシアを愛していて戦争に反対していたけど、自分の愛する人を奪った戦争への憎しみ、そしてロシアへの憎しみ、日本への憎しみで本当に苦しんでいる描写なんだなって。この日露戦争で日本は何を得て、何を失ったのか。 そして激動の時代は、第一次世界大戦、第二次世界大戦へと続く・・・いろいろ考えさせられました。
【🎥ポイント】
4.5/5.0
山は死にますか~海は死にますか~
さだに聞けぇ~~~~~!!!!
でも改めて聞くと、いい曲ですな。防人の詩。
以上